【FP監修・2026年最新】共働き世帯の保険見直し完全ガイド|削れる保険と残すべき保険の判断基準

「共働きだから保険料は多めに払っている」「そもそも今の保険が本当に合っているか分からない」というお悩みを持つ方は多いです。
本記事では、共働き世帯が保険を見直す際の全体像を整理し、削れる保険と残すべき保険の判断基準を徹底解説します。

共働き世帯の保険見直し:まず現状把握から

保険見直しの第一歩は「今どんな保険に加入しているか」を正確に把握することです。
夫婦それぞれの保険証券を引っ張り出し、以下の情報を整理しましょう。

  • 保険の種類(死亡・医療・がん・就業不能など)
  • 保障内容と保険金額
  • 月額保険料
  • 保険期間(いつまでの保障か)
  • 更新時期

共働き世帯の保険:削れる保険の判断基準

保険の種類 削れる条件 削れない条件
高額の死亡保険子どもが独立・団信あり・配偶者収入で生活可子育て中・専業主婦(夫)がいる・住宅ローン大
貯蓄型終身保険返戻率が低い・払込初期・老後資金が別で確保払込満了近い・高い返戻率・相続対策として有効
個人年金保険iDeCoで老後資金が確保できる・返戻率が低いiDeCo上限まで積立済み・元本保証を重視
収入保障保険子なし共働き・配偶者収入で生活維持可能子育て中・専業主婦(夫)・住宅ローン返済中

共働き世帯の保険:残すべき保険の判断基準

必ず残すべき保険

  • 医療保険:病気・ケガのリスクは誰にでもある。
    夫婦それぞれで最低限の医療保険は必要
  • がん保険:がんの長期治療費は高額療養費だけではカバーできない。
    特に自営業・フリーランスは必須
  • 子育て中の死亡保障:子どもが独立するまでは収入保障保険・定期保険で保障を確保

状況によって必要性が変わる保険

  • 就業不能保険:会社員は傷病手当金があるが、自営業・フリーランスは必須。
    共働きでも双方の収入が必要な場合は重要
  • 介護保険:40代以降から検討。
    貯蓄が少ない場合は優先度が上がる

見直しの手順:5ステップ

ステップ1:現在の保険証券を全て書き出す(保険の種類・保険料・保障内容)
ステップ2:必要な保障額を計算する(家族の生活費・教育費・住宅ローン残高)
ステップ3:重複・不要な保障を特定する
ステップ4:比較サイトで複数社の見積もりを取る
ステップ5:新しい保険に加入してから古い保険を解約する

保険料を節約しながら必要な保障を確保する方法

保険を選ぶ際は「保険料の安さ」と「保障の手厚さ」のバランスが重要です。
まず自分の家計で毎月無理なく払える保険料の上限を決め(手取り収入の5〜7%が目安)、その範囲内で必要な保障を最大化する商品を選びます。
保険料を抑える方法として、

  • ①ネット専業の生命保険会社を利用する(対面型より20〜35%割安のケースが多い)、
  • ②非喫煙者割引を活用する、
  • ③健康体割引(BMI・血圧等の条件を満たす場合)を活用する、
  • ④不要な特約を外してシンプルなプランにする、といった方法があります。
    また、複数の保険を重複して加入している「過剰保険」の見直しも重要です。
    一括比較サービスで現在の保険と他社プランを比較することで、同等の保障をより安く実現できることがあります。

保険加入前に確認すべき公的保障の活用

民間保険を検討する前に、公的保障制度の活用状況を確認することが重要です。
会社員・公務員であれば、

  • ①健康保険の高額療養費制度(月の医療費自己負担に上限あり)、
  • ②傷病手当金(病気・ケガで休業時に最長1年6ヶ月、標準報酬の2/3を支給)、
  • ③遺族厚生年金(死亡時に遺族が受け取れる年金)、
  • ④介護保険(40歳以上が対象の公的介護給付)といった制度があります。
    これらの制度でカバーできる範囲を把握したうえで、「カバーできない部分」を民間保険で補う設計が合理的です。
    公的保障が手厚い会社員世帯では、自営業者に比べて民間保険の必要額が少なくなるケースが多いです。

保険の見直しで家計を最適化する:共働き世帯のチェックリスト

保険の見直しでは、以下のチェックリストを活用しましょう。

  • ①現在加入している保険の一覧を作成し、保険料・保障内容・満期を整理する。
  • ②各保険が「誰の・何のリスク」に対応しているかを確認し、重複や漏れを把握する。
  • ③ライフステージの変化(出産・住宅購入・子どもの独立)で必要な保障が変わっていないか確認する。
  • ④同等の保障が他社でより安く得られないか、一括比較サービスで確認する。
  • ⑤解約や切り替えを検討する場合、「解約返戻金の有無」「新規加入時の健康告知」「保険料の変化」を事前に確認する。
    保険料の節約額が月3,000〜5,000円でも年間3.6〜6万円、10年で36〜60万円の差になります。
    定期的な見直しは家計改善の重要な一手です。

共働き世帯が陥りやすい「保険の罠」4選

共働き世帯が保険選びで陥りやすい失敗パターンを4つ紹介します。

  • 夫だけに保険をかける:妻もフルタイム就労の場合、妻の収入喪失リスクも同様に考慮が必要です。
  • 貯蓄型保険の過剰加入:終身保険・養老保険は保険料が高く資産形成効率が低いケースがあります。
    NISAやiDeCoと比較検討しましょう。
  • 特約の積み重ね:主契約に多数の特約を付加すると保険料が膨らみます。
    必要な保障を単体の保険でシンプルに揃える方が割安なことがあります。
  • 更新型保険の保険料上昇を見落とす:10年更新型保険は更新時に保険料が大幅に上昇します。
    長期で見ると割高になりがちです。
    これらの罠を避けるため、加入前に複数社の比較と専門家への相談を組み合わせることをおすすめします。

よくある質問(FAQ)

Q1. 共働きの保険は夫婦どちらかにまとめる方がいいですか?

まとめる必要はありません。
夫婦それぞれが別々の保険に加入するのが基本です。
保険は「その人の死亡・入院リスク」を個別に保障するものなので、2人分の保障は2人分の保険で確保します。

Q2. 見直しで保険を解約する際、解約返戻金はどうなりますか?

貯蓄型保険を解約する場合、払込保険料の合計を下回る解約返戻金になることが多いです。
特に加入後早い時期の解約は損が大きいため、返戻率を確認してから判断しましょう。

Q3. 共働きで片方が育休中の場合、保険はどうすべきですか?

育休中は収入が減るため、保険料の負担を一時的に軽くすることを検討しましょう。
不要な特約を外す・保険金額を減額するなどの方法があります。
育休が終わり収入が戻ったタイミングで再度見直すのがおすすめです。

まとめ:この保険の要否を判断するための3ステップ

この保険の要否を判断するには、次の3ステップが有効です。ステップ1:現状整理—現在の家計(収入・支出・貯蓄・ローン残高)と公的保障(遺族年金・傷病手当金・高額療養費等)の受給見込み額を洗い出します。ステップ2:リスク計算—万一の際に毎月何円不足するか、何年間その状態が続くかを試算します。
不足額×期間が「必要保障総額」の目安です。ステップ3:保険料の比較—必要保障額をカバーするこの保険を複数社で比較し、家計に無理のない保険料のプランを選びます。
この3ステップを踏まえると、「本当に必要な保障」と「適切な保険料」が明確になります。
まずは無料の保険比較サービスで現状を確認してみましょう。

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保険を検討する前に知っておきたい疑問

保険を選ぶ際に最初に確認すべきことは何ですか?

まず「誰のために・何のために・いくら必要か」を明確にしましょう。保険は目的別に設計するものです。死亡保障・医療保障・老後資金など目的を整理した上で、必要な保障額を計算することが重要です。

保険の見直しはどのタイミングで行うべきですか?

結婚・出産・住宅購入・子どもの独立・定年退職など、ライフイベントの変化時が見直しの好機です。一般的に3〜5年ごとの定期見直しをFPは推奨しています。

保険料が家計を圧迫している場合どうすればいいですか?

まず現在の保障内容を整理し、重複している保障・不要な特約を外すことで保険料を下げられます。公的保険(健康保険・雇用保険・労災)でカバーされる範囲を把握し、民間保険との役割分担を明確にしましょう。

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三上 はるか

この記事を書いた人

三上 はるか

FP(2級ファイナンシャルプランニング技能士)・保険ライター

2級FP技能士資格保有。共働き世帯・子育て世帯の保険見直しを専門に、医療保険・がん保険・生命保険・収入保障保険の情報を10年以上発信。

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