【FP監修・2026年最新】更新型と非更新型の保険はどちらがお得?違いと選び方を徹底解説

保険を選ぶ際に必ず出てくる「更新型」と「非更新型(全期型)」の違い。
同じ保障内容でも、どちらを選ぶかで総支払保険料が数十万〜数百万円変わることもあります。
それぞれの仕組みと損益分岐点を正しく理解して、最適な保険を選びましょう。

更新型と非更新型の基本的な違い

更新型保険は一定の保険期間(5年・10年など)が終わるたびに契約を更新する方式です。
更新時の年齢・健康状態に応じて保険料が再計算されるため、加齢とともに保険料が上がっていきます。
一方、非更新型(全期型)は保険期間が終わるまで保険料が変わらない方式です。

比較項目更新型非更新型(全期型)
保険期間5年・10年ごとに更新定めた期間は固定(10年・20年・60歳まで等)
保険料更新のたびに上昇契約時から一定(変わらない)
加入時の保険料◎ 安い△ やや高い
長期の総支払額△ 高くなりがち◎ 抑えられる場合が多い
更新時の健康状態無審査で更新可能関係なし(保険料固定)
途中解約比較的柔軟途中解約は損になりやすい

更新型のメリット・デメリット

✅ 更新型のメリット

  • 加入時の保険料が安く、家計への負担が少ない
  • 無審査で更新できるため、病気になっても保障が続く
  • 保障内容を更新のたびに見直しやすい
  • 短期間だけ手厚い保障が必要な時期に向いている

❌ 更新型のデメリット

  • 更新のたびに保険料が大幅に上がる
  • 長期で見ると総支払額が非更新型より高くなることが多い
  • 更新上限年齢(多くは70〜80歳)に達すると継続不可
  • 保険料が上がりすぎて途中解約せざるを得ないケースも

非更新型のメリット・デメリット

✅ 非更新型のメリット

  • 保険料が一定で将来の家計計画が立てやすい
  • 長期で見ると総支払額を抑えられる場合が多い
  • 保険料上昇の不安がない
  • 特に30〜40代から加入すると有利になりやすい

❌ 非更新型のデメリット

  • 加入時の保険料が更新型より高い
  • 途中解約すると損になりやすい
  • 保険期間の途中で保障を変更しにくい
  • 若いうちは割高に感じることがある

更新型 vs 非更新型:総支払保険料の比較シミュレーション

30歳男性が死亡保障3,000万円・60歳満了の定期保険に加入する場合の目安を比較します。

保険タイプ30歳時の月額保険料40歳時の月額50歳時の月額30〜60歳の総支払額
更新型(10年更新)約2,500円約5,000円約12,000円約300万円
非更新型(30年全期型)約5,500円5,500円(固定)5,500円(固定)約198万円

※あくまで目安のシミュレーションです。保険会社・商品によって大きく異なります

このシミュレーションでは非更新型の方が総支払額で約100万円安くなります。
ただし、加入時の保険料差額(月3,000円)をNISAなどで運用できる場合は更新型+運用が有利になるケースもあります。

どちらを選ぶべきか:ライフステージ別の判断基準

状況おすすめ理由
20代・独身・保険料を抑えたい更新型当面の保険料負担を最小化できる
30〜40代・子育て中・長期保障が必要非更新型総支払額を抑えつつ確実な保障を確保
持病があり将来の加入審査が不安更新型無審査で更新できる点が大きなメリット
収入が安定しており長期計画を立てたい非更新型保険料固定で家計管理がしやすい
10年以内に保障が不要になる見込み更新型短期で解約しやすく無駄が少ない

よくある質問(FAQ)

Q. 更新型から非更新型に乗り換えることはできますか?

A. はい、乗り換え可能です。
ただし乗り換え時に健康状態の告知が必要になります。
健康な状態のうちに乗り換えることで、保険料を抑えた非更新型に移行できます。
既存の保険を解約する前に、新しい保険への加入が確定してから手続きを進めましょう。

Q. 更新型保険の更新を断ることはできますか?

A. はい、更新を希望しない場合は満了時に解約することができます。
その場合、満了時点で保障がなくなります。
更新上限年齢を超えた場合は自動的に終了となります。

Q. 非更新型の保険期間中に保障を増額したい場合はどうすればいいですか?

A. 既存の非更新型保険に追加する形で、別の保険に加入することになります。
既存契約の保障額を変更することは基本的にできません。
ライフイベントのタイミングで保障が足りなくなった場合は、別途追加加入を検討しましょう。

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保険を検討する前に知っておきたい疑問

保険を選ぶ際に最初に確認すべきことは何ですか?

まず「誰のために・何のために・いくら必要か」を明確にしましょう。保険は目的別に設計するものです。死亡保障・医療保障・老後資金など目的を整理した上で、必要な保障額を計算することが重要です。

保険の見直しはどのタイミングで行うべきですか?

結婚・出産・住宅購入・子どもの独立・定年退職など、ライフイベントの変化時が見直しの好機です。一般的に3〜5年ごとの定期見直しをFPは推奨しています。

保険料が家計を圧迫している場合どうすればいいですか?

まず現在の保障内容を整理し、重複している保障・不要な特約を外すことで保険料を下げられます。公的保険(健康保険・雇用保険・労災)でカバーされる範囲を把握し、民間保険との役割分担を明確にしましょう。

保険料を節約しながら必要な保障を確保する方法

保険を選ぶ際は「保険料の安さ」と「保障の手厚さ」のバランスが重要です。
まず家計で毎月無理なく払える保険料の上限を決め(手取り収入の5〜7%が目安)、その範囲内で必要な保障を最大化します。
保険料を抑える方法として、

  • ①ネット専業の生命保険会社を利用する(対面型より20〜35%割安なケースが多い)、
  • ②非喫煙者割引・健康体割引を活用する、
  • ③不要な特約を外してシンプルなプランにする、
  • ④複数の保険の重複(過剰保険)を整理する、といった方法があります。
    一括比較サービスで現在の保険と他社プランを比較することで、同等の保障をより安く実現できることがあります。

加入前に確認すべき公的保障の活用

民間保険を検討する前に、公的保障制度の活用状況を確認することが重要です。
会社員・公務員であれば、

  • ①健康保険の高額療養費制度(月の医療費自己負担に上限あり)、
  • ②傷病手当金(病気・ケガで休業時に最長1年6ヶ月、標準報酬の2/3を支給)、
  • ③遺族厚生年金(死亡時に遺族が受け取れる年金)、
  • ④介護保険(40歳以上が対象の公的介護給付)があります。
    これらでカバーできる範囲を把握したうえで「カバーできない部分」を民間保険で補う設計が合理的です。
    公的保障が手厚い会社員・共働き世帯では、必要な民間保険の金額が自営業者より少なくなるケースが多いです。
三上 はるか

この記事を書いた人

三上 はるか

FP(2級ファイナンシャルプランニング技能士)・保険ライター

2級FP技能士資格保有。共働き世帯・子育て世帯の保険見直しを専門に、医療保険・がん保険・生命保険・収入保障保険の情報を10年以上発信。

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