【2026年最新】終身保険はいらない?掛け捨てとの違いと共働き世帯の判断基準

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「終身保険は保険料が高いから掛け捨てで十分では?」という意見がある一方、「一生涯の保障と貯蓄が同時にできる」という終身保険支持派の意見もあります。
本記事では掛け捨て保険との違いを整理した上で、共働き世帯が終身保険を持つべきか否かの判断基準を解説します。

終身保険と掛け捨て保険の違い

終身保険

  • 保障が一生涯続く
  • 保険料が掛け捨てより高い
  • 解約返戻金がある(長期ほど増加)
  • 払込満了後は返戻率が100%超えることも
  • 相続対策・葬儀費用の準備に向く

掛け捨て保険(定期保険等)

  • 保障期間が定まっている(10〜30年等)
  • 保険料が終身より大幅に安い
  • 解約返戻金がほぼない(掛け捨て)
  • 子育て中の死亡保障に最適
  • 老後は必要ならば見直しが必要

終身保険が共働き世帯に向いているケース

  • 相続対策として:死亡保険金は受取人固有の財産。
    非課税枠(500万円×相続人数)を活用して相続税を節税できる
  • 葬儀費用・お墓代の準備:100〜300万円の終身保険で確実に葬儀費用を準備できる
  • 貯蓄として活用:低金利時代でも一定の利率で積み立てができる(ただしiDeCo・NISAより利回りが低いことが多い)
  • 高齢になっても死亡保障を持ちたい:定期保険は更新の度に保険料が上がるが、終身は加入時の保険料で固定

終身保険が共働き世帯に不要な可能性があるケース

  • 子どもが独立後は高額の死亡保障が不要で、小額の終身保険(葬儀費用程度)で十分
  • 老後資金の積み立てはiDeCo・NISAで行う方が利回りが高い場合が多い
  • 現在の家計で月1〜2万円の終身保険料を支払う余裕がない

共働き世帯の終身保険活用の判断基準

目的 終身保険 より良い代替手段
子育て中の死亡保障△(高コスト)収入保障保険・定期保険
葬儀費用・相続対策終身保険が最適
老後資産形成△(利回り低)iDeCo・NISA
一生涯の保障確保終身が唯一の選択肢

保険料を節約しながら必要な保障を確保する方法

保険を選ぶ際は「保険料の安さ」と「保障の手厚さ」のバランスが重要です。
まず自分の家計で毎月無理なく払える保険料の上限を決め(手取り収入の5〜7%が目安)、その範囲内で必要な保障を最大化する商品を選びます。
保険料を抑える方法として、

  • ①ネット専業の生命保険会社を利用する(対面型より20〜35%割安のケースが多い)、
  • ②非喫煙者割引を活用する、
  • ③健康体割引(BMI・血圧等の条件を満たす場合)を活用する、
  • ④不要な特約を外してシンプルなプランにする、といった方法があります。
    また、複数の保険を重複して加入している「過剰保険」の見直しも重要です。
    一括比較サービスで現在の保険と他社プランを比較することで、同等の保障をより安く実現できることがあります。

保険加入前に確認すべき公的保障の活用

民間保険を検討する前に、公的保障制度の活用状況を確認することが重要です。
会社員・公務員であれば、

  • ①健康保険の高額療養費制度(月の医療費自己負担に上限あり)、
  • ②傷病手当金(病気・ケガで休業時に最長1年6ヶ月、標準報酬の2/3を支給)、
  • ③遺族厚生年金(死亡時に遺族が受け取れる年金)、
  • ④介護保険(40歳以上が対象の公的介護給付)といった制度があります。
    これらの制度でカバーできる範囲を把握したうえで、「カバーできない部分」を民間保険で補う設計が合理的です。
    公的保障が手厚い会社員世帯では、自営業者に比べて民間保険の必要額が少なくなるケースが多いです。

保険の見直しで家計を最適化する:共働き世帯のチェックリスト

保険の見直しでは、以下のチェックリストを活用しましょう。

  • ①現在加入している保険の一覧を作成し、保険料・保障内容・満期を整理する。
  • ②各保険が「誰の・何のリスク」に対応しているかを確認し、重複や漏れを把握する。
  • ③ライフステージの変化(出産・住宅購入・子どもの独立)で必要な保障が変わっていないか確認する。
  • ④同等の保障が他社でより安く得られないか、一括比較サービスで確認する。
  • ⑤解約や切り替えを検討する場合、「解約返戻金の有無」「新規加入時の健康告知」「保険料の変化」を事前に確認する。
    保険料の節約額が月3,000〜5,000円でも年間3.6〜6万円、10年で36〜60万円の差になります。
    定期的な見直しは家計改善の重要な一手です。

共働き世帯が陥りやすい「保険の罠」4選

共働き世帯が保険選びで陥りやすい失敗パターンを4つ紹介します。

  • 夫だけに保険をかける:妻もフルタイム就労の場合、妻の収入喪失リスクも同様に考慮が必要です。
  • 貯蓄型保険の過剰加入:終身保険・養老保険は保険料が高く資産形成効率が低いケースがあります。
    NISAやiDeCoと比較検討しましょう。
  • 特約の積み重ね:主契約に多数の特約を付加すると保険料が膨らみます。
    必要な保障を単体の保険でシンプルに揃える方が割安なことがあります。
  • 更新型保険の保険料上昇を見落とす:10年更新型保険は更新時に保険料が大幅に上昇します。
    長期で見ると割高になりがちです。
    これらの罠を避けるため、加入前に複数社の比較と専門家への相談を組み合わせることをおすすめします。

よくある質問(FAQ)

Q1. 終身保険は途中で解約すると損ですか?

加入後10〜15年以内の解約は、解約返戻金が払込保険料の合計を大幅に下回るため損になります。
払込満了後(多くは60歳・65歳払済)は返戻率が100%を超えることが多く、このタイミングで解約・活用するのが最も効率的です。

Q2. 若い共働き世帯が終身保険を持つ意味はありますか?

若いうちに加入する方が保険料が安く、長期的な積み立て効果が高いです。
特に相続対策・葬儀費用の準備として100〜300万円の小額の終身保険に加入しておくのは合理的です。
ただし、まず掛け捨ての死亡・医療・がん保険を整えてから検討しましょう。

Q3. 外貨建て終身保険は円建てより得ですか?

外貨建て終身保険は利率が高い一方、為替リスクがあります。
円高になると受取金額が減少します。
FPの間でも評価が分かれており、保険会社の販売手数料も高いため、外貨投資をするならコストの安い外貨預金・外国株式ETFの方が効率的な場合があります。

まとめ:終身保険の要否を判断するための3ステップ

終身保険の要否を判断するには、次の3ステップが有効です。ステップ1:現状整理—現在の家計(収入・支出・貯蓄・ローン残高)と公的保障(遺族年金・傷病手当金・高額療養費等)の受給見込み額を洗い出します。ステップ2:リスク計算—万一の際に毎月何円不足するか、何年間その状態が続くかを試算します。
不足額×期間が「必要保障総額」の目安です。ステップ3:保険料の比較—必要保障額をカバーする終身保険を複数社で比較し、家計に無理のない保険料のプランを選びます。
この3ステップを踏まえると、「本当に必要な保障」と「適切な保険料」が明確になります。
まずは無料の保険比較サービスで現状を確認してみましょう。

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三上 はるか

この記事を書いた人

三上 はるか

FP(2級ファイナンシャルプランニング技能士)・保険ライター

2級FP技能士資格保有。共働き世帯・子育て世帯の保険見直しを専門に、医療保険・がん保険・生命保険・収入保障保険の情報を10年以上発信。

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