【2026年最新】火災保険はいらない?持ち家・賃貸別に必要な保障と見直しで節約する方法

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「火災保険はいらない?」と思う方もいるかもしれませんが、持ち家・賃貸を問わず火災保険は家庭の財産を守る重要な保険です。
本記事では持ち家と賃貸それぞれに必要な保障内容を整理し、見直しによる節約ポイントも解説します。

持ち家と賃貸で異なる火災保険の必要性

火災保険は「建物」と「家財」を補償する保険です。
持ち家の場合は自分が所有する建物そのものも補償対象になりますが、賃貸の場合は建物は大家さんの所有物であり、自分の家財と借家人賠償責任が主な補償対象になります。

持ち家・賃貸別の火災保険補償内容
補償内容 持ち家 賃貸
建物補償 ◎ 必須(再建築費用) ✕ 不要(大家が加入)
家財補償 ○ 推奨 ○ 推奨
借家人賠償責任 △ 不要 ◎ 必須
個人賠償責任 ○ 推奨 ◎ 必須
地震保険 ◎ 強く推奨 △ 家財のみ検討

持ち家の火災保険:適正な建物保険金額の設定

持ち家の火災保険で最も重要なのが「建物の保険金額(補償額)」の設定です。
過去には「時価評価」が一般的でしたが、現在は「新価(再調達価額)」での評価が主流です。
万一の全焼時に同等の家を再建築できる金額を保険金額として設定することが大切です。

建物保険金額の目安は、木造住宅で1㎡あたり約15〜20万円、鉄骨・RC造で1㎡あたり約20〜25万円です。
例えば100㎡の木造住宅なら1,500〜2,000万円が目安となります。
保険金額が低すぎると(「一部保険」)、損害額に対して按分されて給付額が減る可能性があります。

地震保険:持ち家世帯は必須に近い

日本は地震大国であり、地震による火災・建物損壊は火災保険では補償されません。
地震保険は火災保険とセットでのみ加入できる仕組みで、建物・家財の損害を補償します。
ただし、地震保険の補償上限は主契約の保険金額の50%(建物5,000万円・家財1,000万円が上限)に設定されています。

火災保険の見直しで節約するコツ

  • ①長期契約で保険料を節約する:火災保険は最長5年(2022年10月以降)の長期契約が可能で、年払いより割安になります。
    引越しや大規模リフォームの予定がなければ長期契約を活用しましょう。

  • ②不要な特約を外す:水漏れ・盗難・破損などの特約は、マンション上層階や防犯設備が充実した住居では必要性が低い場合があります。
    ライフスタイルに合わせて特約を精査しましょう。

  • ③複数社で見積もりを取る:同じ補償内容でも保険会社により保険料は20〜40%異なることがあります。
    更新のタイミングで複数社の見積もりを取ることをお勧めします。
火災保険の年間保険料目安(木造・東京都・建物2000万円)
補償内容 年間保険料目安 備考
建物のみ 3〜6万円 構造・地域で変動
建物+家財 4〜8万円 家財は評価額次第
建物+家財+地震 6〜12万円 地震保険料は別途

保険料を節約しながら必要な保障を確保する方法

保険を選ぶ際は「保険料の安さ」と「保障の手厚さ」のバランスが重要です。
まず家計で毎月無理なく払える保険料の上限を決め(手取り収入の5〜7%が目安)、その範囲内で必要な保障を最大化します。
保険料を抑える方法として、

  • ①ネット専業の生命保険会社を利用する(対面型より20〜35%割安なケースが多い)、
  • ②非喫煙者割引・健康体割引を活用する、
  • ③不要な特約を外してシンプルなプランにする、
  • ④複数の保険の重複(過剰保険)を整理する、といった方法があります。
    一括比較サービスで現在の保険と他社プランを比較することで、同等の保障をより安く実現できることがあります。

加入前に確認すべき公的保障の活用

民間保険を検討する前に、公的保障制度の活用状況を確認することが重要です。
会社員・公務員であれば、

  • ①健康保険の高額療養費制度(月の医療費自己負担に上限あり)、
  • ②傷病手当金(病気・ケガで休業時に最長1年6ヶ月、標準報酬の2/3を支給)、
  • ③遺族厚生年金(死亡時に遺族が受け取れる年金)、
  • ④介護保険(40歳以上が対象の公的介護給付)があります。
    これらでカバーできる範囲を把握したうえで「カバーできない部分」を民間保険で補う設計が合理的です。
    公的保障が手厚い会社員・共働き世帯では、必要な民間保険の金額が自営業者より少なくなるケースが多いです。

保険の見直しで家計を最適化する:共働き世帯のチェックリスト

保険の見直しでは、以下のチェックリストを活用しましょう。

  • ①現在加入している保険の一覧を作成し、保険料・保障内容・満期を整理する。
  • ②各保険が「誰の・何のリスク」に対応しているかを確認し、重複や漏れを把握する。
  • ③ライフステージの変化(出産・住宅購入・子どもの独立)で必要な保障が変わっていないか確認する。
  • ④同等の保障が他社でより安く得られないか、一括比較サービスで確認する。
  • ⑤解約や切り替えを検討する場合、「解約返戻金の有無」「新規加入時の健康告知」「保険料の変化」を事前に確認する。
    保険料の節約額が月3,000〜5,000円でも年間3.6〜6万円、10年で36〜60万円の差になります。
    定期的な見直しは家計改善の重要な一手です。

共働き世帯が陥りやすい「保険の罠」4選

共働き世帯が保険選びで陥りやすい失敗パターンを4つ紹介します。

  • 夫だけに保険をかける:妻もフルタイム就労の場合、妻の収入喪失リスクも同様に考慮が必要です。
  • 貯蓄型保険の過剰加入:終身保険・養老保険は保険料が高く資産形成効率が低いケースがあります。
    NISAやiDeCoと比較検討しましょう。
  • 特約の積み重ね:主契約に多数の特約を付加すると保険料が膨らみます。
    必要な保障を単体の保険でシンプルに揃える方が割安なことがあります。
  • 更新型保険の保険料上昇を見落とす:10年更新型保険は更新時に保険料が大幅に上昇します。
    長期で見ると割高になりがちです。
    これらの罠を避けるため、加入前に複数社の比較と専門家への相談を組み合わせることをおすすめします。

よくある質問(FAQ)

Q1. 火災保険の請求は何度でもできますか?等級がありますか?

A. 火災保険には自動車保険のような「等級制度」はありません。
何度請求しても翌年の保険料に直接影響しない場合がほとんどです(一部商品は保険料が変わることがあります)。
ただし、多発する少額請求は保険会社から注意されることがあるため、少額の損害は自己修繕することも選択肢です。

Q2. 火災保険は火事以外にも使えますか?

A. はい、火災保険は名称に反して様々な災害に対応しています。
風災・ひょう災・雪災・水濡れ・盗難・破損汚損など、補償範囲は幅広いです。
台風による屋根の損傷・暴風による窓ガラス破損なども対象になることがあります。
加入している特約の内容を確認しておきましょう。

Q3. 賃貸で不動産会社指定の保険に入らなければいけませんか?

A. 法律上、借主は不動産会社指定の火災保険に加入する義務はありません。「借家人賠償責任」「個人賠償責任」の補償が含まれていれば、自分で選んだ安い保険に加入することが可能です。
指定保険は割高なことが多いため、自分で比較して加入することをお勧めします。

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三上 はるか

この記事を書いた人

三上 はるか

FP(2級ファイナンシャルプランニング技能士)・保険ライター

2級FP技能士資格保有。共働き世帯・子育て世帯の保険見直しを専門に、医療保険・がん保険・生命保険・収入保障保険の情報を10年以上発信。

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