ご注意:本記事は一般的な情報提供を目的としています。特定の保険商品の加入を一律に推奨するものではありません。公的保障、勤務先制度、家計状況、預貯金を確認したうえで判断してください。
※本記事はアフィリエイト広告(プロモーション)を含みます。
「入院した場合、1日いくらの保険金があれば安心なのか?」これは医療保険を選ぶ際に多くの方が悩むポイントです。日額が少なすぎれば実費をカバーできず、多すぎれば保険料が家計の負担になります。本記事では入院保険の日額相場や実際の入院日数データをもとに、自分に合った保障額の選び方を解説します。
入院保険の日額相場はいくらか
医療保険の入院給付金日額は、一般的に3,000円〜15,000円の範囲で設定できます。最も多くの人が選んでいるのは5,000円〜10,000円の範囲です。生命保険文化センターの調査によると、医療保険・入院特約の平均入院給付金日額は約9,000円となっています。
日額5,000円と10,000円の違い
日額5,000円の場合、30日間の入院では保険金合計が15万円となります。一方、日額10,000円では30万円です。実際の入院にかかる自己負担額(食費・差額ベッド代など)を考えると、最低でも日額5,000円、余裕を持って備えるなら10,000円が目安です。保険料は日額が高いほど上がるため、自分の貯蓄状況とのバランスを考えて決めましょう。
年代別の日額の目安
20〜30代:日額5,000円が目安。若い世代は入院リスクが低く、また高額療養費制度で自己負担が抑えられることが多いためです。40〜50代:日額7,000〜10,000円が目安。生活習慣病リスクが高まり、長期入院の可能性も増えます。60代以降:日額10,000円以上を検討。退職後は収入が減るため、入院費の自己負担が家計に響きやすくなります。
実際の入院日数はどのくらいか
入院給付金の日額を決める前に、実際の入院日数を知っておくことが重要です。長期入院を想定した高い日額が必要か、短期入院対応で十分かが変わってきます。
疾病別の平均入院日数データ
厚生労働省の患者調査によると、全疾病の平均在院日数は約27日(2020年)です。ただし近年は在院日数の短縮が進んでおり、一般病床での平均は約16日となっています。疾病別では、がんや脳血管疾患で30日以上かかるケースが多く、骨折・外傷では20〜30日程度です。一方、盲腸(虫垂炎)や軽度の肺炎では5〜7日程度での退院が一般的です。
短期入院に特化した保険が増えている理由
医療技術の進歩により、以前は長期入院が必要だった手術でも日帰りや1〜2泊で対応できるケースが増えています。そのため近年の医療保険では、短期入院(1日〜)から給付される商品が主流になっています。「5日以上の入院から給付」という昔のタイプでは保障が受けられないケースも増えているため、短期入院対応の商品を選ぶことが重要です。
高額療養費制度との関係を理解しよう
日本の公的医療保険には「高額療養費制度」があります。1か月の医療費自己負担額が一定の上限を超えると、超えた分が払い戻される制度です。たとえば年収500万円程度の方の場合、1か月の自己負担上限はおよそ8万〜9万円です。
この制度のおかげで、入院しても医療費の自己負担は大きく抑えられます。ただし食費(1食460円×3食)や差額ベッド代(個室や少人数部屋の追加費用)は高額療養費の対象外です。これらを含めると、1か月の実質的な負担は10万〜20万円程度になることもあります。
先進医療特約など医療保険の付加特約については、先進医療特約は必要?不要?もご参照ください。
入院保険の日額を決める際のポイント
日額設定を決める際には、以下のステップで考えると迷いにくくなります。
①まず月収や貯蓄を確認する。入院時に毎月の収入が途絶える可能性があるなら、生活費をカバーできる日額が必要です。②高額療養費制度で賄えない部分(食費・差額ベッド代など)を試算する。③公的保障で賄えない部分を民間保険でカバーするという考え方で、必要最低限の日額を設定する。
共済と民間保険の選び方については、共済と保険の違いは?どちらがいい?も参考になります。
よくある質問(FAQ)
Q. 入院1日目から給付される保険を選ぶべきですか?
A. 短期入院が増えている現代では、1日目から給付される商品の方が安心です。「5日以上の入院から」という条件付き商品は保障の空白が生まれる可能性があります。保険料が少し高くなっても、短期入院対応タイプを選ぶことをおすすめします。
Q. 入院保険の日額は増やしたり減らしたりできますか?
A. 多くの保険会社では、一定の条件のもとで給付金日額の増減ができます。ただし増額の場合は医師の診査や告知が必要な場合があります。ライフステージの変化に合わせて定期的に見直しを行いましょう。
Q. 入院日数に上限はありますか?
A. 医療保険の多くは、1回の入院につき60日・120日・180日などの支払い限度日数が設定されています。がん治療など長期入院が想定される場合は、支払い限度日数が長い商品を選ぶか、がん保険を別途検討しましょう。
insure-check編集部 主任ライター・監修者。FP(ファイナンシャルプランナー)2級・生命保険募集人資格保有。保険業界・金融メディアに通算12年以上携わり、生命保険・医療保険・がん保険を専門とする。金融庁・生命保険文化センターの公的データをもとに中立・客観的な情報提供をモットーとする保険専門ウェブメディア「INSURE CHECK」の創設メンバー。年間100本以上の記事監修・執筆を担当し、家計改善・保険見直し相談の実務経験を情報発信に活かす。【保有資格】FP2級(AFP)、生命保険募集人(一般・変額)、損害保険募集人

コメント