収入保障保険はいらない人の条件|共働き子育て世帯は毎月赤字で判断
共働きでも収入保障保険に入るべきか迷っている人向けに、「必要・不要」を数字で線引きします。
導入(結論ファースト)
共働き子育て世帯でも、収入保障保険が「いらない人」はいます。
判断基準はシンプルです。
- いらない人:万一のときでも、毎月の家計が赤字にならない
- 必要な人:片方の収入が止まると、毎月確実に赤字が出る
「共働きだから安心」「なんとなく不安だから入る」といった感覚的な判断は不要です。
この記事では、万一のときに毎月赤字が出るかどうかだけで、収入保障保険の必要・不要を線引きします。
なぜ共働きでも収入保障保険で迷うのか
共働き子育て世帯が、収入保障保険で迷いやすい理由はだいたい決まっています。
- 夫婦どちらも収入があり、「何とかなる気がする」
- 一方で、住宅ローンや教育費など固定費が重い
- 遺族年金や会社の保障が、いくら出るのか分からない
結果として、次のどちらかに偏りがちです。
- 不安だから、とりあえず入る
- 共働きだから大丈夫だろう、と何も入らない
どちらも正解とは限りません。
重要なのは気持ちではなく、数字として家計が耐えられるかどうかです。
収入保障保険がいらない人の特徴
次の条件に当てはまるほど、収入保障保険は不要寄りです。
ここでは曖昧にせず、はっきり線を引きます。
万一のときでも毎月の家計が赤字にならない
最重要ポイントです。
- 片方が亡くなっても、生活費・住宅費・教育費を払える
- 毎月の収支が黒字、もしくはほぼトントンで回る
この状態なら、収入保障保険で「毎月の収入」を補う必要はありません。
住宅費が軽い、または万一のときに消える
- 住宅ローンや家賃が、世帯手取りの20%以下
- 団信により、万一のとき住宅ローンが完済される
住宅費は家計最大の固定費です。
ここが大きく下がる、または消えるなら、毎月赤字になりにくくなります。
十分な貯蓄があり、数年は耐えられる
- 生活防衛費とは別に、まとまった現金がある
- 万一のあと、3年以上は貯蓄の取り崩しで生活できる
収入保障保険の役割は「時間を買う」ことです。
すでに時間を買えるだけの貯蓄があるなら、保険は重複します。
扶養する期間が短い
- 末子が小学校高学年以上
- 今後の教育費のピークがある程度見えている
収入保障保険は、子どもが小さいほど効果が高い保険です。
扶養期間が短い場合、コストに見合わなくなります。
支出を下げられる余地が大きい
- 固定費が少なく、調整できる支出が多い
- 生活水準を一段下げても、家計が破綻しない
万一のときは、支出を見直す前提も必要です。
支出調整で吸収できるなら、収入保障保険は不要です。
収入保障保険が必要な人の特徴
次に当てはまる場合、収入保障保険は必要です。
理由は単純で、片方の収入が止まった瞬間に毎月の家計が赤字になるからです。
片方の収入が止まると、毎月確実に赤字になる
最も分かりやすい判断基準です。
- 住宅費・生活費・教育費を合計すると、残された側の収入だけでは足りない
- 支出を下げても、毎月数万円の赤字が残る
この状態で収入保障保険に入らない場合、赤字は貯蓄で埋め続けることになります。
長期的に見れば、家計は確実に不安定になります。
収入の偏りが大きい(実質片働きに近い)
- 世帯収入のうち、片方が60%以上を稼いでいる
- 低い方は時短・パート・扶養寄りで働いている
形式上は共働きでも、実態は「片方の収入前提」の家計です。
この場合、収入保障保険は欠けた収入を月単位で補う手段として合理的です。
子どもが小さく、残された側がすぐに働けない
- 子どもが未就学〜小学校低学年
- 病気や行事対応で、就労時間を増やしにくい
- 実家や親族の支援が期待できない
万一の直後は、想定どおりに働けないケースが多いです。
「いずれ収入を増やせばいい」という前提で保険を削ると、初期の赤字を吸収できません。
住宅費が消えない(賃貸・ペアローンなど)
- 賃貸住宅で、亡くなっても家賃はそのまま
- ペアローンで、片方が亡くなっても全額は消えない
- 団信の保障範囲が限定的
住宅費は家計最大の固定費です。
ここが残る場合、毎月の負担は確実に続きます。
収入保障保険で住宅費相当を補う設計は現実的です。
貯蓄が薄く、時間を買えない
- 生活防衛費が3か月分未満
- 教育資金や将来資金を取り崩すと計画が崩れる
- 投資資産が多く、すぐ現金化しにくい
収入保障保険は「お金をもらう」ためではなく、立て直す時間を買うための保険です。
貯蓄が薄い家庭ほど、この役割が効きます。
判断を先延ばしにすると起きやすいこと
- 赤字を貯蓄で埋め続け、数年で家計が苦しくなる
- 後から保険を見直そうとしても、条件が悪くなる
収入保障保険は「必要になってから」では遅い保険です。
必要かもしれない段階で、過不足なく設計する必要があります。
判断基準|いくら・いつまで収入保障保険が必要か
収入保障保険は「多ければ安心」ではありません。
不足する分だけ、必要な期間だけで止めるのが正解です。
まずは万一のときの「毎月の不足額」を出す
計算はシンプルで構いません。細かさより、方向性が重要です。
- 今の毎月支出(生活費+住宅費+教育費)を合計する
- 万一のときに減る支出(本人の小遣い、通勤費など)を引く
- 残された側の収入見込みを引く
ここで残る金額が、毎月の不足額です。
目安として、不足額が月3万円未満であれば、収入保障保険は不要寄りです。
家計改善や貯蓄で吸収できる可能性が高いためです。
必要な期間は「子どもが手を離れるまで」で止める
保障期間を長くしすぎると、保険料が一気に上がります。
- 目安は、末子が小学校卒業または中学校卒業まで
- 大学卒業までをすべて保険で持つ考え方は非効率
収入保障保険は、家計が最も不安定な期間を越えるための道具です。
その期間を過ぎたら、保険で守る必要性は下がります。
保障額は不足額の80%までで止める
不足額を100%すべて埋めようとすると、過剰保障になりやすいです。
- 万一のときは、支出の見直しも同時に行う
- すべてを保険で固定化すると、保険料が無駄に高くなる
不足額が月5万円なら、収入保障保険は月4万円程度で十分なケースが多いです。
保険料の上限は「世帯手取りの1%」
収入保障保険にかける保険料には上限を決めます。
- 世帯手取り40万円 → 月4,000円まで
- 世帯手取り50万円 → 月5,000円まで
これを超える場合は、保障額か期間のどちらかを削るべきです。
保険料が家計を圧迫しては意味がありません。
自分で判断するとズレやすい理由
ここまで読んで「だいたい自分で決められそう」と感じたかもしれません。
考え方は合っています。ただし、数字を自力で確定させるとズレやすいポイントがあります。
遺族年金の金額は世帯ごとに違う
遺族年金は一律ではありません。
- 亡くなる側の収入・加入期間
- 子どもの人数・年齢
- 残された側の働き方
ネットの平均額を当てはめると、数万円単位で不足額がズレることがあります。
団信や勤務先保障は「思ったより効かない」ことがある
- ペアローンで住宅費が全額消えない
- 団信の保障範囲が限定的
- 会社の保障が一時金のみで、毎月の赤字を埋められない
結果として、「家は残ったが、毎月の生活費が足りない」状態になるケースは少なくありません。
働ける前提が楽観的になりやすい
- 子どものケアや生活の立て直しに時間がかかる
- 就労時間をすぐに増やせない
- 精神的・体力的な負担を見落としがち
収入を増やす前提で不足額を小さく見積もると、保険が足りなくなるリスクがあります。
よくある失敗パターン
- 不安で大きく入りすぎ、数年後に「払いすぎだった」と気づく
- 節約しすぎて足りず、結局貯蓄を崩して家計が不安定になる
どちらも原因は同じです。
不足額と期間を正確に決めていないことです。
結論|収入保障保険はいらない人・必要な人
最後に、この記事の結論をもう一度まとめます。
収入保障保険がいらない人
- 万一のときでも、毎月の家計が赤字にならない
- 住宅費が軽い、または団信で消える
- 貯蓄で数年は生活を維持できる
- 扶養する期間が短い
この条件に当てはまるなら、収入保障保険は不要です。
無理に入る必要はありません。
収入保障保険が必要な人
- 片方の収入が止まると、毎月確実に赤字になる
- 収入の偏りが大きく、実質片働きに近い
- 子どもが小さく、すぐに働き方を増やせない
- 住宅費が消えず、固定費が重い
この場合、収入保障保険は「安心のため」ではなく、家計を止めないために必要です。
家計がきついときほど、少しでも得してほしい
このページで保険の見直し要否を検討している時点で、きっと家計に不安があるはずです。
だからこそ、私は「少しでも負担を減らす選択」を応援したいと思っています。
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- 万一のとき、毎月いくら不足するのか
- その不足は、いつまで続くのか
この2つが分かれば、
- 収入保障保険が本当に必要か
- 入るなら月いくら・何年か
その場で結論が出ます。
不要と分かれば、入らなくてOKです。
必要な場合も、入りすぎを防げます。
共働きでも、赤字が出るかは一度だけ確認した方が安心です
収入保障保険が必要かどうかは、万一のときに毎月赤字になるかで決まります。
感覚ではなく、数字で一度だけ整理しておくと迷いません。
不要なら入らなくてOKです。
※ 不要と分かれば加入しなくてOK。相談だけでも問題ありません。

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